第11回パッションVoice:「企業のセキュリティ対策」

企業の個人情報漏洩問題については、世間の関心も非常に高く、数多くの報道が日々取り上げられています。2015年だけでも個人情報漏洩人数は、496万63人、漏洩件数799件、およびその想定損害賠償総額は、2,541億3,663万円と言われております(※)。この問題は、コスト面もさることながら社会的信用を失い、致命的なダメージを受け、自分達の首を絞める結果になりかねません。このような現状にも関わらず、企業の対策は万全とは言い切れません。そこで、パッションリーダーズ会員様に各社のセキュリティ対策について、現状をお伺いしました。

※日本ネットワークセキュリティ協会調べ:http://www.jnsa.org/

1. 社内で使用しているパソコンやタブレット等の端末について、どんなセキュリティ対策を講じているか

2. セキュリティ対策にどのような体制を取っているか

3. 情報セキュリティに関する教育を従業員に実施しているか

4. 情報セキュリティ関連の損害保険に加入しているか

5. 今の情報セキュリティ対策で十分であると思っているか

【まとめ】
大半の経営者の方々はできる範囲でのセキュリティ対策を講じていることがわかりました。しかしながら、損害保険の加入については、7割近くの方が未加入です。そのような状況にも関わらず、回答者の半数は対策が十分であると考えています。

情報漏えいの多くは、人為的なミスから起きています。今後ますます進んでいくIT化の中で、中小企業としての危機管理や事故発生時の対策など、明確なガイドラインを確立していくことが必要だと感じさせる結果となりました。

※アンケート実施日:2016年10月19日~11月19日

パッションリーダーズでは、次代を担う経営者の本音、経済状況のリアルを社会にアピールし、よりよい日本社会を実現することを目的とし、≪パッションVoice≫と題し、アンケート活動を行っております。

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