2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催による経済効果は約28.9~36兆円規模になると試算され、生産波及効果は約2.5兆円、約21万人の新規雇用を創出すると予想されています。(みずほ総合研究所:2013年9月27日)
昨今の企業の採用活動については、体育会系の学生を求める企業が数多く増えてきており、このような側面からもスポーツに関する関心や注目度は、今後ますます高まっていくと考えられます。そこで、この度のセミナーにご参加頂いた経営者の方々に、スポーツに関する調査及び体育会系の人材についての採用実態についてアンケートを実施いたしました。
野球24.1%、サッカー23.0%、やや離れて3番目のゴルフは13.8%となりました。やはり2大人気スポーツが高い数字となっています。
団体競技である野球やサッカーは、チームとして勝利を目指す仲間とのコミュニケーションを高める効果がありますが、一方、経営者に人気のゴルフは、少し隔離された空間で3~4人の少人数が5時間ほどを共にするという、通常のビジネスシーンにはない「濃密な」時間を共有できるという点が魅力となっているようです。
よく観戦している競技
・野球 24.1%
・ サッカー 23.0%
・ ゴルフ 13.8%
・ 格闘技 10.3%
・ テニス 5.7%
・ モータースポーツ 4.6%
・ バレーボール 4.6%
・ バスケットボール 3.4%
・ 相撲 2.3%
・ 陸上 2.3%
・ ラグビー 2.3%
・ その他 3.4%
体育会系の人材の就業をハッキリと意識している企業は約半数という結果になりました。
体育会系の人材の魅力には、「礼儀正しさ」、「団結力」、キツイ練習に耐える心の強さや踏ん張りといった「我慢力」などがありますが、今後はそれらだけではなく、自分たちの力を正しく見定め、創意工夫を凝らしてどのように壁を乗り越えるかという「戦略性」や、チームをまとめ上げる「リーダーの素質」にもニーズがありそうです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、2014年のスポーツ用品国内市場規模はプラス成長しています。中でもアウトドア用品は2010年以降5年連続の成長分野と予測されており、今後も予測通りに推移するならば3年連続で3%台の成長という成長トレンドに乗る市場となります。(出典:矢野経済研究所)
アンケートの結果では、15.6%の経営者がスポーツ関連事業を行っており、今後スポーツ事業を行いたいという回答も43.6%と、非常に高い意欲が伺えました。
※アンケート実施日:2015年1月28日
パッションVoiceでは、パッションリーダーズが毎月開催する定例会に参加された約200名の経営者のみなさんに話題のテーマについてアンケートをとり経営者の生の声をレポートしてまいります。
第12回パッションVoice:「残業について」
第11回パッションVoice:「企業のセキュリティ対策」
第10回パッションVoice:「経営者の夏休みに関する意識調査」
第9回パッションVoice:「女性社長の活用について」
第8回パッションVoice:「待機児童問題について」
第7回パッションVoice:「電力自由化について」
2015年6月3日(水)
第6回パッションVoice:「体育会系採用とスポーツ関心度調査」
2015年1月16日(金)
第5回 パッションVoice:「消費税率再引き上げについて」
2014年11月6日(木)
第4回パッションVoice:「2016卒採用に向けた"採用時期の繰下げ"の影響 について」
2014年9月24日(火)
第3回パッションVoice:「日本政策投資銀行 アジア進出支援ファンド設立について」
2014年6月26日(木)
第2回パッションVoice:「東京オリンピックへの期待にtuite」
2014年4月21日(月)
第1回パッションVoice:「賃上げについて」
入会のお申し込み
集え、「学び」を求む、次代のビジネスリーダーたち。